介護するにあたって、介護者が余暇を取るというのは非常に大事になってきます。一般的には、余暇を取るというのは手を抜いている・怠けている等と思われがちですが、介護の実態や大変さを知らないので何とでも言える事なのです。
もし、被介護者と同居されている方でしたらなお更余暇は必要になってきます。私達は介護を仕事としてやっている訳ですが、一日の中でも一定の時間が経てば、介護から離れ自宅へ戻ります。人にもよりますが、私の場合、自宅へ帰ると気持ちを切り替えて介護の事は一切忘れ、家族との余暇を楽しみます。こうしていかないと私達も続かないのです。
もし、自分の家族が介護を必要な状態になって、自分が同居しながら一日中余暇も取らずに被介護者の介護にあたっていたら、果たして何日持つのでしょうか?・・・私の場合だと、もって1ヶ月位だと思います。1ヵ月後にはきっと大爆発しているはずです。矛先はきっと被介護者で、喧嘩をしたり介護を投げ出そうとしたりてしまうかも知れません。
「それは忍耐が足りないんじゃない?」と思われると思いますが、みなさんはどうでしょうか?
私の知る限り、一日中介護をしてあまり余暇を取っていなかった方は大体途中で体調を崩したり、ストレスで何らかの障害を抱えたりしてしまう事が多いです。そして、そうなってから積極的に余暇を取るようになったり、もうどうしようもなくなって介護者の立場を離れてしまったりする事もありました。できればそうなる前に、気が付いてくれれば・・・という思いで一杯です。
私達も「息抜きをした方がいいですよ。」という話しはさせてもらっていますが、なかなか体調を崩したりしてからではないと聞き入れてくれる方が少なく、残念に思います。
どうか、最低でも1週間に一度は自分の好きな事をする時間を作るように工夫してみて下さい。介護を忘れ、夢中になれる時間を。介護は予想以上に、精神的も体力的にもストレスや負担がかかります。例えて言うなら長距離マラソンの様なものです。最初から全力で走っている選手は途中で体力が尽きて失速するかリタイヤするかどちらかです。無理のないペースで、休み休み走りながら完走を目指してください。
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