介護

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家族全員での介護

このケースは現代の核家族化の中ではあまり無いのですが、この方達を見ていて非常に心がなごんだので取り上げます。

被介護者は98歳になるAさん(女性)です。
特に大きな病気は患ってなく、ただ年齢で足腰が弱くなり、歩く時に何か物や人に掴らなければ困難という状態です。性格は温厚で、陽の射す縁側とお茶と猫が似合いそうな、そんなステキな方でした。

そんなAさんを取り巻く同居家族の人数・・・これがすごいのです。

まずAさんと、長男のBさんご夫婦がいます。そしてBさんご夫婦の次男Cさんと長女Dさんが同じく同居しています。更にはDさんのご主人とお子さん2人も一緒にAさんと同居しています。少し混乱してしまいそうですが、Aさんは実に7人もの大家族で一軒家に住んでいたのです。

それはとても賑やかな一軒家で、家族はみんな仲が良く、性格もAさんに似て明るい方ばかりでした。時には喧嘩もすることもありましたが、仲裁の白羽の矢はAさんに飛ぶことが多かったのです。Aさんは怒ることなく、「みんな仲良くやるべさ」といつもニコニコしていました。それがAさんの仲裁方法で、いつしか「Aさん在る処に喧嘩無し」と家族が思うようになっていました。

そんな温かい家庭でみんなが育っているせいか、家族にはお互いを思いやる気持ちがしっかりと出来上がっていました。朝は必ずAさんに「おはよう」と挨拶してから今日の調子を聞き、Aさんがいつもと違う様子でいたら必ず誰かが気付き家族に相談したり、直接本人に「どうしたの?」と聞いたりしていました。

しかし、これだけの家族の人数ですので、なかなか全員が揃う機会はありません。そこで、月に一度はみんなで都合をつけて家族会議を開き、Aさんの事はもちろん、その家族の一員の事についてもみんなで話し合ったりしていました。

今の心身の状態、これからの事など真面目な話もしますが、漫談もしますし、Aさんを旅行に連れて行く話もします。どうやったらAさんにあまり負担を掛けることなく、楽しく行けるか・・・Aさんの意見・要望を聞いたうえでみんなで話し合っていました。昨年は船に乗り渡り、島へ遊びに行ったとか。

その方達を見ていて、「介護」という言葉を使うよりも、「家族」の一員だから当然の事をしているという様に見えました。お互いを思いやる気持ちがあり、Aさんの生き方のポリシーがそのまま上手に、子、孫へと伝わったのだろうなと思います。

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