車椅子とは、障害などによって歩行に困難がある人が、移動の手段として使用するものです。
車椅子は大きく分けると二つのタイプがあり、手動のものと電動で動かすものとに分かれます。手動で使用する車椅子には、使用者本人がタイヤを動かして移動するものと、背面についたハンドルによって介助者が操作するものとに分かれます。
電動式の車椅子は、使用者本人がその操作を行います。この他、細かく分類すると様々なタイプがあり、片手でタイヤを回すものや足を使ってこぐものなどもあります。
車椅子は、使用者の障害の状態や形態に応じて選ぶ必要があります。足が不自由で手を動かすことが可能な人、手と足の両方が不自由な人、座ることが困難な人など、使用者の障害や身体の状態に応じて適切なタイプを選別する必要があります。
要介護者においても、その身体状態や障害の状態、また生活する環境に応じた選別が必要です。高齢のため、自力でタイヤを動かすことが困難な場合には介助者による操作が可能なものを選び、屋内・屋外での使用の場合にはその環境に即した車椅子を選ぶ必要があります。
高齢者の場合、歩行以外の身体状態に問題がない場合でも、移動手段を得ることができなければ行動範囲が狭くなり、ひいては寝たきりとなる可能性も出てきます。
車椅子の使用によって自宅内での移動が可能になれば、寝室と居間、お手洗いなどとの行き来も可能になります。また外出することも可能になるため、人との交流も生まれたり、気分転換をしたりすることもできます。
生活範囲を広げることも可能となる車椅子の使用は、介護サービスにおいても重要な福祉用具です。介護保険制度では、介護サービスのひとつとして車椅子の貸与を行っており、利用者やその家族の生活を支援しています。
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